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症例集

ここでは審美的治療を行った症例について紹介しています。
歯冠修復(審美歯科)症例26
術式:コンポジットレジン(カットバック+レイヤリング)
歯冠修復(審美歯科)症例26

臼歯部の崩壊と、極度のブラキシズム(歯ぎしり)のため、前歯部の切端は異常咬耗を示していた。臼歯部はブリッジとインプラント治療により咬合挙上を行い、前歯部はコンポジットレジンによる修復を行うことを計画した。前歯部の形態は臼歯部での垂直的な咬合と顎運動時の動的な咬合に深く関与する。特に臼歯部の垂直的咬合関係が低位になると、下顎前歯部は上顎前歯部を突き上げ、上顎前歯部のフレアアウトか歯冠部の異常咬耗を引き起こす。前歯部だけの修復では物理的に不可能であり、仮に前歯部だけの修復で審美改善が出来たとしても、速やかな破壊が再び起こることになる。本症例でも臼歯部の垂直的咬合関係を改善したのちに、前歯部の修復を行ったが、とくにブラキシズムへの考慮としての犬歯ガイドは必須である。通法に従い、コンポジットレジンで修復した後に(Fig.2- 4)、カットバック(Fig.5)を行う。切端部だけではなく、歯面とコンポジットレジンとの移行部も細かなカットバックを入れレイヤリングテクニックを用いることにより、移行部が目立たなくなる。ブラキサーに対する咬合再構成では、犬歯ガイドをやや強調して行うことにより、臼歯部ならび に4前歯の咬耗は防止され、歯ぎしりも停止させることができる。