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症例集

ここではインプラント治療を行った症例について紹介しています。
インプラント症例40
術式:インプラント
インプラント症例40

垂直的な咬合関係は、著しい咬耗とそれに合わせた歯科治療のため、咬合高径が低くなっている(Fig. 1)。スピーの彎曲は過大(Figs. 1- d.f)となっており、正面観では下顎前歯部は見えない(Fig. 1- e)。クライアントはブラキサー(歯ぎしりとくいしばり)であり、通常の補綴治療では、クライアントが希望する“人生最後の歯科治療”とすることはできない。
口腔衛生状態も不良(Figs.1- c.g)であり、全顎的な補綴治療は歯周病治療の一環として行うこととなった。

“人生最後の歯科治療”にこだわり、口腔衛生指導、全顎的修復ならびに補綴処置、咬合挙上、インプラント、下顎前歯部の歯列矯正を約2年半をかけ行った。クライアントの年齢は65才であり平均余命から逆算して15年間耐える治療ということで治療を行う。また、口腔衛生管理のしやすさやブラキシズムの除去を考慮した治療も立案された。結果、欠損部分については義歯やブリッジではなく、インプラント治療(11,37,36,46)とし、確実な咬合挙上を行うことで、顎位の安定を図る。また、咬合挙上を行ったことで下顎の叢生に対しても歯列矯正を行い、適切なアンテリアガイダンスを付与。側方運動時には犬歯ガイドを再構築し、ブラキシズム解消を行った。
写真(Fig. 2)は、メインテナンスに移行後、約1年後であるが、術直後の口腔内が維持され、非常に良好である。術後10年のメインテナンス中、上顎右側側切歯部部(12)を強打し、ブリッジ陶材部が破損。それを機にインプラントに再治療している(Fig. 3)。

インプラント症例38
術式:鎮静(セデーション)+インプラント
インプラント症例38

全顎的歯周病治療を行うが、要抜去の歯の抜歯になかなか同意が得られなかったため、インプラント治療により天然歯と同程度の機能回復を期待できることを説明し、抜歯に同意していただいた。左下臼歯部は抜歯適用にもかかわらず、紹介元でも10年来抜歯を拒み続けたため、顎骨は高度の吸収を起こしている。クライアントは歯科恐怖症で、観血的処置に著しい抵抗感を持つため、鎮静(セデーション)下にて、インプラント埋入を行った(Fig.1)。通法どおり、待機期間を設け、インプラント2次手術を行った後(Figs.3,4)に、印象を行い、アバットメントならびにフレームの試適を行う(Figs.5,6)。試適時の口腔内インデックス採得(Fig.6)は、舌側サイドスクリュ方式においては重要な意味を持つ。通常インプラントの装着方式は、簡便であるためセメント方式が選択される。このセメント方式 であれば、アバットメントとフレーム間に適度のセメントスペース(30-50μm)が設けられ、技工誤差を吸収することが出来るが、サイドスクリュー方式では、セメントスペースは存在しない。そのため、サイドスクリュー方式では、印象材や模型材の歪かな誤差を吸収することが出来ない。これゆえ一般的な術者と技工士はセメント方式を採択する傾向にある。しかし、サイドスクリュ―方式であれば、術者可撤式のため、歯冠部分の破損やアバットメントスクリューの緩みに対して、簡便に対処することができる。セメントの残存やセメントスペースに起因する術後トラブルを回避することもできるため、メリットは大きい。サイドスクリュー方式が持つメリットは、術式が煩雑で高コストであるというデメリットを考慮しても、そのデメリットは術者と技工士が努力すれば解決できる問題であるため、当院のケースは可能な限りサイドスクリュー方式を用いている。
術者、衛生士、技工士そして患者、4者の努力の結果、審美的ならびに機能的なインプラントに仕上げることができた(Figs.7,8)。

インプラント症例34
術式:抜歯即時インプラント+GBR
インプラント症例34

上顎は3歯残存していたが、2歯は保存不可能と判断し抜歯となった(Fig.2)。抜歯に際し、顎堤の吸収を最小限にするために抜歯即時埋入とした。診断用ワックスアップからサージカルステントを作製し埋入位置を決定したところ(Fig.3)、右上側切歯部のインプラントは頬側の骨の支持がまったくない(Fig.4)。そこで、自家骨(Fig.5)と吸収性のコラーゲン膜(Fig.6)を用い、GBRを併用してインプラントを埋入した。2次手術まで注意深い経過観察を行い(Fig.7)、印象採得を行い(Fig.8)、咬合床を作製(Fig.9)。咬合床により咬合採得を行った(Fig.10)。バイト決定の後、フレームとアバットメントを口腔内で試適し(Fig.11)、パターンレジンにてインデックスを採得する(Figs.12,13)。この作業は、精度の高い補綴物を作製するためには不可欠である。ろう着の後、陶材の焼付が終了した上部構造体には様々な配慮が施されている(Figs.14,15)。舌側からのサイドスクリュ、適度で均一な下部鼓形空隙、歯肉辺縁の陶材仕上げ・・・これら一つ一つを丁寧に仕上げることにより、より完成度の高い上部構造体を口腔内に装着することができる(Figs.16-21)。今後は右上臼歯部と左下臼歯部のインプラント治療を行う予定である。

インプラント症例33
術式:インプラント+GBR
インプラント症例33

欠損部は数ヶ月前に歯内歯周病変により紹介元歯科医院で抜歯している(Figs.1,4)。最後臼歯部へのインプラント治療においては特に注意が必要な点がある。歯列の中で顎関節に最も近い最後臼歯は、歯の中で最大の咬合力を受けることになる。当然、その場合には、インプラントにおいても、物理的な咬合負担能力が高いものを選択するべきであるといえる。精査の結果、インプラント治療でも可能との判断から、1次手術を行ったが、抜歯窩の骨の治癒はほとんどしておらず(Fig.1)、理想的な位置にインプラントを埋入する(Fig.2)と周囲には2-5mm程度の空隙が出来てしまっている(Fig.3)。そのため、ボーンスクレイパーにて自家骨を採取し(Fig.8)、ゴアテックス膜を用いた骨再生療法を併用してインプラントを埋入した(Figs.5-7,9)。約4ヶ月の治癒期間を待つが、その間、ゴアテックス膜の露出は認められなかった(Figs.10,13)。2次手術の際(Fig.11)、膜を除去するとその下部のインプラント周囲には新生骨を認める(Fig.12)。新生組織の調整を行った後(Fig.14)、ヒーリングアバットメントを装着し、縫合した(Fig.15)。2次手術後2週間で抜糸を行うが治癒は良好で、十分な角化歯肉が保たれている(Fig.16)。歯肉の治癒後通法どおり印象を採り(Fig.17)、上部構造体を装着した(Figs.18-21)。

インプラント症例32
術式:インプラント
インプラント症例32

本症例は50歳代の女性で、臼歯部の欠損補綴を希望して某歯科医院へ来院。ブリッジの支台にパーフォレーションがあり、支台歯として不適当の指摘を受けインプラント治療を検討するため紹介を受けた(Fig.1)。パーフォレーション部は比較的深い位置であり抜歯適応となるが、MTAにて閉鎖。その後良好な経過を見るが、ブリッジの支台として使用していくには不安があるため、欠損部はインプラントとした。欠損部の骨量に問題はなく、通法どおり埋入し、3ヵ月の治癒を待ち(Fig.2)2次手術を行った。付着歯肉のロスを防ぐため、2次手術はフラップレスにて行う。このフラップレスはどのインプラントシステムでも出来るわけではなく、アストラかアンキロースで可能な術式である(Figs.3,4)。フラップレスにて付着歯肉の喪失を最小限にしたため、十分な角化歯肉の温存をすることが出来(Fig.5)、また、審美的で機能的な上部構造体を装着することが出来た(Fig.6)。初診時の欠損部は凹状であったが(Fig.7)、インプラント治療により、歯肉の形態もより自然となり(Fig.8)、審美的にも機能的にも良好な歯を復元することが出来た(Fig.9)。インプラント手前の歯はオールセラミックスによる修復としている。