
特殊義歯とは、噛みやすく違和感も少なく見た目も良い義歯です。
入れ歯(デンチャー)は、どんなに良く作っても所詮は入れ歯です。お口の中は非常にデリケートで、髪の毛が一本入っても気がつくわけですから、入れ歯が入ればどのようなことになるかは想像できると思います。
しかし、歯がなくなり入れ歯に頼らなければならない場合には、入れ歯を快適なものとして作り上げなくてはいけません。通常の入れ歯は、プラスチックで作り、残っている歯に金具をかけ安定させます。
上のイラストは、コーヌスデンチャーという入れ歯の模式図です。
入れ歯の金具のかかる歯に金冠をかぶせ、入れ歯の方にも冠をつけます。金冠と入れ歯についている冠は、約6°のテーパー(コーヌス角)により密着するようになっており、丁度、茶筒の蓋のように金属の摩擦で、維持力が発生します。
古い方法で難しいテクニックですが、金具のかかる歯に既に冠がかぶさっている場合には、その冠をコーヌス冠にかえることにより、外からは金具が見えなくなり、入れ歯が極めて自然に見え、入れ歯だと分からなくなります。
その他にも、磁石の力を維持力として利用したりする磁性アタッチメントや、上の入れ歯を下の入れ歯のような馬蹄型にして違和感を少なくする無口蓋デンチャー、軽く強靭なチタンで作り薄く違和感の少ないチタン床デンチャーなどがあります。
※注意:コーヌスデンチャーの支台は、模式図のように一本だけにすると支台歯が破折しやすい為、
1本のみの支台とすることはありません。