SEMと聞くと、我々は走査型電子顕微鏡(Scanning Electron
Microscope)だが、最近ではSearch Engine Marketingになるようだ。
実際、Yahoo!で検索すると、スポンサーサイト以外に、電子顕微鏡の文字を見ることは無い。
完全に、電顕なる言葉を駆逐してしまっており、新たな言葉が古くからの言葉を凌駕してしまっている典型例であろう。インターネットの登場により、言葉の変
化も高速化した。
私の患者さんの一人で、ある企業の社長さんがいる。随分前から通って頂いており、今は退職され、一線からは退いているが、その方から興味深い話を聞かされ
た。
その方は、非常に多くの患者さんを私に紹介してくれた方だが、その紹介する際のエピソードというか傾向についてである。自分の部下や関連企業の同じような
地位の人は、その人から私を紹介すると、2つ返事で来院すると言うそうだが、そうでない人は、まずはホームページを探し、その内容を見てから来院するとな
るそうだ。
ホームページの探し方も様々であるようだが、ほとんどの人たちは、歯科医院や歯科医師名または治療名は覚えやすいので、その言葉を頼りに検索する。する
と、当時は、医院名を入れてもトップにあがってこないという状態のHPであったので、当然、検索者達はインターネットの大海で漂流することになり、最終的
には治療名で検索し、いろいろなHPを見て、紹介されたイメージと合致する歯科医院へ来院するということがあるそうだ。
当院のHPは、今でこそそのようなことは無いが、サーチエンジンフレンドリーなどとは随分かけ離れたものであり、結果、迷惑不便をおかけすることになって
いたと反省している。
結局、その紹介者との結びつきが強ければ、ネットで検索するより、日ごろの信用が私への信頼に変わるようだが、それほど結びつきが強いわけではない人は、
ネットで検索するほうが良いと言う事になるのだと、聞かされた。
そういえば、以前は、看板も無かった。HPも集客効果を狙ってと言うよりは、歯科医療従事者のための勉強会用に症例提示を主としていた。当然、紹介を受け
た方々は、医院の前を通過してしまい、当院のHPを探しているうちに漂流してしまう。これではいけないと、看板も小さいが付け、HPもサーチエンジンフレ
ンドリーのものに仕立て直した。
今はそこそこ、患者サービスに則した看板とHPになっているが、いかがであろうか・・・