| 2008.01.29
Tuesday |
ドクター
ショッピング |
ちょくちょくとドクターを変え、医院を渡り歩く現象をこう呼ぶが、
度が過ぎるとお互いの時間の無駄となるようだ。
先日、「先生お久しぶりです。前歯のインプラント、知
り合いの衛生
士さんが安くやってあげるからって、歯医者さん紹介してくれるんですが、そっちで続きやってもらってもいいですか?」との電話があった。
その患者さんは2年ほど前に、前歯の破折のため、1本
を抜去。即時
にインプラントを埋入し、今に至っている。
元々、ある先生から紹介を受けた経緯もあり、特別の配
慮をしていた
つもりであったが、2次手術以降の処置費用の工面が出来なくなったとのことで、治療は中断していた。何でも、夏に海外旅行に行ってしまい、それで治療費を
使ってしまったということであった。
そんな彼女から、あっけらかんとした電話があったの
は、1次手術後
2年も経過した先日である。2次手術以降を別の歯科医院へ託すのは、特に問題は無いが、
難しいのは治療に対する責任の所在である。提携の取れていない歯科医院では、お互い不安であろう。患者さんは軽く考えてのことであったので、事例を挙げて
説明し、一度、その担当となる先生とよく話しをすることを薦めた。
すると、数日経って、「器具がないので2次手術は、そ
ちらでやって
もらえますか?」とのことであった。話の内容を聞くも、今一、理解していない。患者さん
曰く、その歯科医院では2次手術を行う際に用いるドライバーが無いらしいが、型取りの時に用いるドライバーはあるらしいので、2次手術は出来なく、型取り
からできるそうだ。2次手術で用いるドライバーも型取り時に用いるドライバーも同じものであるはずなのに・・・である。まったく話がかみ合わないので、担
当となる先生から、書面または直接お電話をいただけるように、患者さんに伝えた。
その後、すぐに患者さんから電話があり、何とか治療費
の工面が出来
そうなので、私のところでやって欲しいとの連絡があった。今までの話の経緯から、その紹介で行った歯科医院の先生も手を焼いている様子が想像でき、断られ
たのだろうと思った。
そんな折、どういう行き違いか、その紹介先の先生から
私の元へ、電
話があった。実はその先生、インプラント治療はするのだが、あまり経験が無く、ほとんど他院へ依頼しているそうで、今回のケースも、ほとほと依頼を受けて
困っているそうだ。
自院の衛生士さんに頼まれ、軽く請け負ったが、患者さ
んと話すにつ
れ、あまりにも一方的な要求が二転三転するそうで、出来ることなら、私のほうで全て行う
ように話をしてもらえないかとのことであった。そもそも、1次手術をしたのは私なので、それは道理から言っても私が行わなければいけない仕事である。なる
べく患者さんにはこちらで処置をしてもらえるように促しますとのことで、電話を切った。
インプラント治療は確かに高額な治療費がかかる。しか
し、必ず着手
する前に、総額での見積もりをお話して、納得の上で着手したはずであるが、このような結果になってしまった。
ドクターの計画性の無さも戒めるられるべきであるが、
患者さん自身
の計画性の無さも戒めるられるべきである。症例は患者さんだけのものではない。責任を共有する、我々歯科医師のものでもあることを、少しは理解していただ
けるとありがたい・・・ |
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