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2007.12.28 Friday 無痛インプ ラント 〜その2〜

歯 科治療が嫌われる理由は、はやり痛いからであろう。
人が感じる痛みの中で、歯髄由来の痛みはかなり上位に 位置する。 ひょっとすると日常生活の中で経験する痛みの中では、最も痛いと考えても良いのではないだ ろうか。そんな歯の痛みを治すのも歯科医の仕事であるが、それを治すために、更に痛みを与えなくてはいけないこともあるので、歯科医は嫌われる。

最近では、技術や機器、薬剤が進歩し、ずいぶんと人に 優しい歯科治 療が出来るようになったと思うが、なかなか、「歯医者は怖い!」というイメージは払拭できないのが現実であろう。

歯科恐怖症なる病名がある。歯科医院に来て、診療台に 座るだけで心 拍数は上がり、血圧が200ぐらいに上昇。そして、診療台の傍に歯科医師が来て、治療内 容を話し始めたあたりで、意識が遠退き、治療台の背もたれを倒した時点で、意識が喪失してしまう患者さんもいる。このような方は、完全な歯科恐怖症である が、そこまでひどくなくても、治療の途中に気分が悪くなる方はしばしば見受けられる。

その様な場合、治療は、吸入または静脈内鎮静下にて行 う。吸入鎮静 では、鼻にマスクを当てるため、歯科治療には邪魔になるので、多くは静脈内鎮静が選択さ れる。全身麻酔を軽くかけるものとイメージしていただければ良い。全身麻酔と違い鎮静であれば、患者さんの意識はかすかに残る。こちらの呼びかけに反応す るので、途中口を大きく開いていただいたり、咬んでもらったりしなくてはいけない治療の多い歯科では、鎮静が適切である。全身麻酔であれば、術前後の管理 を含めると、日帰りしていただくことは難しい。

以前(5〜6年前)では、鎮静を行うと、患者さんが多 弁になった り、いきなり起き上がろうとしたり、装置をはずそうとしたりとかなり、術者側にはストレス を強いるようなことであったので、鎮静はよほどのことがない限り行わなかった。しかし、最近は、専門医(麻酔科医)の技術の向上と薬剤の進歩から、術者側 のストレスもなく手術できるようになった。

鎮静法のもう一つの利点は、術後の回復が良いというこ ともある。病 は気からというように、手術中の精神的ストレスが少ないと、術後の回復も良いようだ。お まけに、患者さん自身は術中の詳細を覚えていない。これを健忘効果というが、丁度、深酒した夜、記憶がないような状況になる。手術もあっという間に終わ り、おまけに覚えていないとなれば、術後の回復も良くなるのであろう。

このような理由で、最近はインプラント治療にこの鎮静 法を導入する 先生が多いようである。どうやらこの鎮静下にてインプラントの手術を行うことを、一般の 方々にもわかりやすく「無痛インプラント」と言っているようだ。蓋を開けてしまうとコロンブスの卵のようになってしまうが、ここ数年でインプラント治療の 技術と製品がよくなってきて、インプラント治療が急増した理由を考えると、今後はこの鎮静法を併用したインプラント治療も増えてくる可能性は高い。

良いこと尽くめの鎮静法であるが、以下のようなディメ リットもある ので、注意が必要である。

1 麻酔深度の調整は難しく、麻酔の専門医によって行 われるべき方 法である。
2 術者(手術をする人)とは別に、鎮静を行う専門の 麻酔医が必要 である。
3 インプラント手術における鎮静は、自費治療にな る。
4 手術時間の延長(1.5倍ほど)
5 術前術後の制限(食事や車の運転など)
6 専用の機器備品が必要となる

適切な施術は、患者利益に大きく貢献することになる が、流行や安易 な考えから、鎮静法を併用することは慎むべきことである。

鎮静法は麻酔深度を誤ったり、また、アクシデントに対 応できない装 備や知識、技術では、患者さんの生命を脅かす方法となることは間違えない。是非とも、熟練した麻酔専門医と仕事をしたいものである。


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