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2007.11.25 Sunday インプラン ト講演会

昨 日の講演会では順番の関係で、時間がなかったために割愛したこと を含め簡単に おさらいします。講演も早口になってしまい十分なプレゼンになっていなかったと思いますので、ここで簡単にお話します。

さて、講演のテーマは「スマートインプラント:早くて 簡単、そして 審美的なイン プラント治療」を行うにはどうしたら良いかと言うことでした。

【スマートインプラント】という言葉自体が、私の造語 ですが、シン プルで効果的 という意味から、このような言葉を用いています。スマートインプラントのメ インは、抜歯即時フラップレスインプラントです。抜歯と同時に行うフラップレスインプラントであれば、通常のフラップレスインプラントと比較して遥かに安 全と考えられます。

少々前ですが、インプラントで医療事故がありました が、その事故は フラップレス での施術だったようです。患者利益を追求してのフラップレスですが、医療事故を起こしてしまったのでは、不利益となってしまいます。

この、抜歯即時フラップレスインプラントですが、まず は症例選択に つきると思い ます。当然、フラップを形成しないわけですから、骨へのマネージメントを必要とする(骨がない)症例はできないということになります。
最も効果が高く、この術式のメリットを生かせる部位 は、上顎前歯の 抜歯に伴う施 術ではないでしょうか。続いて、小臼歯部ですが、昨日お話したように、複根 歯では不向きと思われますので、大臼歯部への施術は難しいと思います。もっとも、大臼歯部は、審美的にもあまり問題となりませんし、また、骨のマネージメ ントを必要となる症例が多いので、基本的には抜歯後、骨の治癒時間を経ての施術になると思います。

では、どういう症例がいいのでしょうか。それは、破 折、パーフォ レーション、軽 度から中等度の根尖病巣、深部への縁下カリエスなどにより、抜歯を余儀なくされた歯を抜去する際におこなうのが良いと思います。

これらの症例では、その病気による周囲骨の破壊を防ぐ ためにの抜歯 を急ぐ必要が ありますので、その判断は非常に重要です。「とりあえず、抜いてから後のこ とは考えましょう・・・」と患者さんに説明する場合もありますが、歯を抜く時にはその後の対応についても相談してから抜歯をするべきです。患者さんの同意 が得られれば、抜歯即時フラップレスインプラントにより、周囲組織の最小限の損失で、審美的にも機能的にも満足できる治療結果を得ることができます。何事 もそうですが、後から考えても得することはありません。

さて、その条件ですが、唇側にわずかでも骨が残ってい ることが条件 です。その他 にも、根尖方向に骨が最低5mmは残っていないと初期固定が得られないため難しいでしょう。

講演の後に質問を受けましたが、「フィクスチャーと骨 壁との隙間は 2mmまでで したら骨で満たされる」と報告されていますので、骨とフィクスチャー間に僅 かにある間隙は、特に何もしなくても大丈夫です。気になるようでいたら、吸収性の骨移植材(自家骨が理想)をつめておけばいいでしょう。

抜歯する際には、通常の抜歯操作よりデリケートな器具 操作が重要で す。まず、 15Cの替刃メスなので、丹念に歯周靭帯を離断します。この作業が周囲組織の 損傷を軽減するのに有効です。そして、脱臼はエレベータではなく、剥離子(私はハーシュヘルドを用います)などで少しずつ行います。アプローチは口蓋側か らです。間違っても頬側に入れてはいけません。出来れば歯間乳頭部にも入れないほうが無難でしょう。抜歯後の掻爬も頬側骨に過度に行わないようにします。 歯根嚢胞などがあり、抜去した歯根側についてこなく、抜歯窩に残ってしまった場合には、可能な限り除去します。この際、適当に行うのではなく、骨と嚢胞壁 との境界をしっかり確認し、剥離子などを用いて一塊として摘出できるようにします。

インプラントの埋入位置は、口蓋側よりに埋入し、深度 はやや深めに します。こう することで、技工物の製作に有利となり、万が一頬側の歯肉退縮が起きた際にも、フィクスチャーの露出を防ぐことができます。

以上、抜歯即時フラップレスインプラントのポイントを 書いてみまし た。抜歯は、 患者さんにとって非常にショッキングな処置ですが、ほとんど同じ形と機能の 歯を作ることが出来るのであれば、患者さんのショックは和らぎます。事実、抜歯したにもかかわらず、全く元通りになった患者さんの喜びは計り知れないもの があります。是非、「抜いてから考えましょう」という、無責任な治療ではなく、抜いた後の治療も考えてから、抜歯を行うようにしたいものです。


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