2007
年10月30日(火)マドリッド:晴れ 東京:晴れ
隣の水道の音で目が覚める。それにしても、びっくりす
るぐらい大き
な音である。
隣の宿泊客の鼻をかむ音も聞こえてくるので、水道だけの問題ではなさそう
だ。時計を見ると朝の7時だが相当暗い。時計が間違っているのかと外を見てみたが、しっかり朝の賑わいだ。通勤ラッシュとなっている。どうみても時間設定
に無理があるような気がするのは私だけだろうか・・・。
朝食をとりに部屋から出たところで後輩に会う。日本人
の団体客で食
堂は賑やかだ
という事を聞いた。なるほど、にぎやかだ。食事のレパートリーはかなり少な
く、ここで1泊でなかったらと思うとゾッとするほどだ。貧相なレパートリーから、朝食を組み立てた。コーヒーを取りに、再び、ワゴンまで行くと、2人のお
ばさんに混じって後輩の一人が居た。すっぴんでめがねをしていたので、最初は分からなかった。急いで食事をとり、集合時間の9時にロビーへ降りた。
本日は王宮からプラド美術館に回る予定である。地下鉄
で移動中、車
内で歌を歌う
人に会った。なんと呼んだらいいか・・・歌を歌う人である。ギターとヘッド
セットマイクで1駅の区間2曲ぐらい歌い、最後にお金をもらい、つぎの車両に移動して行った。なるほど、通行人より乗客の方が観客になりやすく、確実に投
げ銭をしてくれる人が多い。
王宮では特別展としてルーブルから提供されている美術
品が展示して
あった。展示
場に入る際に、高山がリュックを咎められる。受付で言ってくれれば良いのに、中に入ってから、貸しロッカーがあるからそこに入れて来いと言う。
王宮の中はさすがに煌びやかであるが、フランスやドイ
ツ、ウイーン
などで見た王
宮と比べるとやや見劣りする印象だ。
王宮で思いのほか時間をかけてしまった。14時には一
旦ホテルに戻
り、空港に向
かわなければならない。30分程度しかプラド美術館に費やせる時間がなく
なってしまい、プラド美術館は次回とした。中途半端な時間はお土産と昼食に当てられ、優雅なひと時となった。チョコレートショップの「CACAO
SAMPAKA」というところに行った。高級チョコらしいが、それほど高くない。店の横にカフェテリアのようなところがあったので、昼食も済ませることに
した。後輩の一人は、スウィーツのオンパレードに興奮気味だ。感動を分かち合える相手がいなかったので、日本の友人に連絡した。日本は夜の8時過ぎ。あい
に
く友人は仕事中で、根治と形成のダブルで患者を診ていたところだったらしく、冷たくあしらわれた。なかなか注文を、1つに絞ることが出来ないようだったの
で私が先に注文した。ランチセットみたいなものがあったのでそれを頼んだら、「今日はキッチンの女性の機嫌が悪いので、コンビネーションは作れない」と断
られた。ショック・・・生まれてこのかた、そんな理由で注文を断られたことはないが、はっきりそういわれると、なぜか諦めやすい。仕方ないので、サンド
イッチを頼んだが、どうしてもサラダを食べたかったので、「サラダを単品で頼んでいいか?」と聞くと、「やってみます」と頼もしい返事が返ってきた。
ちょっと、ドリフのコントのような会話にホソクソとしてると、迷っていた後輩がやっと決めたらしい。些細なことで喜べることは、若さの象徴であろう。
ホテルに帰り、いざ帰国だ。タクシーで空港まで行く
と、またもや帰
りのタクシー
代金の方が安かった。ボレるシュチエーションなら必ずボる国民性なのだろう。
16時50分発、フランクフルト行きであったので、よ
くよく考えた
ら、マドリッ
ドからは国内線だ。16時にチェックインすれば十分であったが、国際線と勘
違いして、3時間も前にチェックインしてしまった。空港で最後の土産を補充しても時間をもてあます。ゲート近くのカフェでサラダとコーヒーを頼み、旅行記
を書く。フランクフルトまでは2時間半。
成田までは、予定より1時間早く着きそうだと、成田行きのパイロットから案内があった。ひたすら寝
るが、日本に帰るのがい
つもよりうれしくてソワソワしている。特別、スペインの滞在が長かったわけでもないのに変である。やはり、一緒にいたい人たちがいるところが一番のよう
だ・・・