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2007.10.13 Saturday 審美的なイ ンプラント

実 は、見た目が良い歯を作るのにインプラントは向かないことがあ る。

先端技術が効果的というのは時として当てはまらない。 歯科ではレー ザー治療がそ うであろう。「レーザーで治します」と聞くと、非常に有難く思う方も多いと 思うが、実はかなり怪しい。信憑性で例えるなら、ダイエットサプリメント程度と考えて良いと思う。ダイエットにはやはり運動が効果的で、楽に簡単にできる ダイエットで効果的なものがないことを、誰もが薄々気づいているが、つい試してしまいたくなる現象に似ている。もちろん、レーザーで効果があるものもある が、レーザーでなくとも同じような効果があり、あえてレーザーを使う意味がない治療がほとんどである。

話はいきなり横道にそれてしまったが、レーザー治療の 功罪はまた別 の機会にし て、審美的なインプラントについて話を戻したい。

歯を作る時に、今や周りの状態(歯ぐきや唇など)との 調和を考えな いことはな い。この周囲組織との調和がやはり、人工物であるインプラントにとっては難し い。そもそも、骨とチタンが癒着することが発見されたことによりインプラント治療はスタートしたが、いうなれば、歯の機能(噛むということ)を回復させる ためにスタートしている。歴史的にみて、歯科治療自体がそのような歴史があるので当然だが、まずは痛みをとる治療、そして噛める様にし、最後に見た目を良 くする治療について考えられる。つまり、見た目の治療は、痛みをとる治療と噛める治療が確立してから、考えられる治療であるといえる。

昨今、インプラント治療により、咀嚼機能(噛む機能) の回復は、ほ ぼ完成度の近 い治療となったが、審美的な(見た目の)治療は、未だ研究の余地がある。

見た目といえば、前歯であるが、特に連続したインプラントの間にある歯ぐきはとけやすい。 なぜ、とけてなくなってしまうかというと、基本的な理由はこうである。歯と歯の間には、歯間乳頭という歯ぐきが存在する。歯ぐきが存在できるには、その下 地である歯槽骨が存在しなければならない。歯槽骨は、文字通り、歯の槽なので、歯を入れる器であるが、入れる歯がなくなると役目を失い吸収(とけて)して しまう。

人体のなかで、役目を終えた器官は萎縮する傾向にある が、これを廃 用性萎縮とい う。

これらの理由から、歯が抜けると歯槽骨が吸収し、歯ぐ きが落ち込む という現象が 生じる。

さて、インプラントだが、一度落ち込んでしまった歯肉 の場所にイン プラントを入 れても、見た目の良いインプラントにならない。白い歯が、歯ぐきから出てき ているだけでよいのであれば、それはそれで良いが、歯ぐきが落ち込んでいるということは、歯が長く大きくなるということになる。前歯であれば、見た目の問 題が起きることになる可能性が高い。

これを解決するのが非常に難しい。

理論上、吸収してしまった骨を戻してあげれば良いのだ が、骨の増生 は難しい。特 に、インプラントを行うには本物の骨を作らないといけない。簡単に対処する のであれば、アパタイトのようなものを歯ぐきと骨の間に移植して膨らませておけば見た目は良くなるが、骨ではない組織は、インプラントと癒着をしない。イ ンプラントは骨と癒着することにより、その機能を発揮するので、アパタイトに刺さっているだけの状態であれば、間違えなく、直ぐに脱落する。

一部の臨床家は、あまり理解せずに、(非吸収性)人工 骨(ヒドロキ シアパタイト が一般的だが、吸収性Bio-OSSなども、実は完全に吸収しないと最近は 言われている)をインプラントの周囲に使用するが、安易な使用は、インプラントと骨との接触面積低下させ、出来損ないの癒着しか獲得できないことを再度認 識する必要がある。

つまり、人工骨を用いて増生した骨(厳密には骨様組 織)の50%が 人工骨であれ ば、インプラントが癒着を獲得できる面積も、理論上50%になってしまう。 13mmの長さのインプラントを埋め込んでも、計算ではその半分の6.5mmのインプラントを埋め込んだものと等しくなってしまうと理解すべきであろう。 研究データから、7mm以下のインプラントの使用は著しい生存成績の低下を引き起こすとも言われているので、このような人工骨を用いたインプラントの施術 は行うべきではないと思える。

(次回につづく)


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