インプラントのアーク歯科

番町オフィス:〒102-0085 東京都千代田区六番町1-5 布江ビル1F TEL:03-5212-4618(シロイハ) お問い合わせはこちら

後楽オフィス:〒112-0004 東京都文京区後楽1-2-9 AZキュウブビル1F TEL:03-3813-4618(シロイハ)

インプラント治療とは 当院でのポイン ト 費用 治療の流れ 良 くある質 問 症例集 インプラントブログ

■■インプラントブログバックナンバー■■

イ ンプラントブログバックナンバートップへ戻る
2007.09.07 Friday 歯周病治療 とインプラント治療

インプラント治療は、補綴治 療(歯が無く なったところを補う治療)である。

この事は事実ですが、果たして、この考えが狭義なのか広義なのか意見の分かれるところでしょう。

少なくても、従来からの補綴治療に、手術の要素は無い。あっても、補綴的な歯冠長増大術程度であろうが、補綴的な要求に基づき、外科(主に歯周外科)を行 う先生が行っていた仕事だということを考えれば、補綴治療に観血的な処置はなかった。百歩譲ってあったとしても、骨体内部にアプローチするような処置は、 補綴治療にはない。

そこで、当然であるが、口腔外科か歯周外科の延長線上に、インプラントの手術は存在する。

ということで、口腔外科と歯周外科(歯周病治療)を専門としていた人達が、インプラント治療を導入しやすく、実際、経歴を聞くと、口腔外科や歯周病科出身 とい うことが多い。

一昔前のアメリカでは、口腔外科の先生がインプラントを埋め込み、補綴の先生が上部構造体を作り、歯周の先生が管理(メインテナンス)を行うというシステ ムが出来上がろうとしていた時期があったが、結果は成立せず、今は行われなくなってきている。

理由は簡単で、口腔外科の先生は、インプラントを埋め込むことには慣れているが、上部構造体のこと(咬み合わせのこと)はあまり知らない。インプラントを 適当に入れ、手術もかなり雑であるという傾向が強い。

補綴の先生は、上部構造体を作るとは言っても、印象(型取り)だけ行い、後は歯科技工士が作製する。補綴の先生の言葉を借りれば「調整が重要」との事だ が、優良な歯科技工士の作製する技工物はほとんど調整はいらない(もっとも、調整をしなくてすむ技工物を作ってもらうには、それなりに歯科医師の努力も必 要だということは理解している)ので、仕事を右(外科)から左(歯周)に流すだけで、責任があまり無い。

そして、歯周の先生が、メインテナンスとしてもっとも長く患者さんと付き合うことになるが、自分で手がけたインプラントでないものを面倒見て、責任をとれ といわれても困るという問題が生じた。つまり、連携を取れれば、良いシステムなのだろうが、お互いの利害がうまくかみ合わなかった。

結果、長く面倒を見るセクションが、最初から全て手がけたほうが良いのでないかという理論になるのは、自然である。おまけに、歯周病治療においては、補綴 治療も歯周病治療の一分野である。

一般に、臨在歯が健全な状態(歯肉や歯槽骨に異常が無い状態)で、歯が抜けてしまっているような場合には、補綴治療の専門家(注1)が治療を行い、病的な状態(歯周病など)であれば、歯周病治療の専門 家(注2)が行う。
注1:便宜上専門家という言葉を使うが、厳密には補綴に 専門医制度は 無いため専門 家という言葉には問題がある。
注2:専門医制度があるので専門家と称して問題はない。


30歳を超えた国民の8割以上が、口の中に何らかのトラブル(歯周病)を抱えるといわれており、ましてや、歯の喪失理由の大部分は病気(虫歯、歯周病、根 尖性歯周炎など)となれば、ほとんどの欠損処置は、補綴でなく、歯周病治療の範疇となる。

特に、歯周病学の見地から、インプラント治療を考えたとき、歯周病罹患歯の取扱いとインプラントの取扱いは非常に似ている。

歯周病罹患歯を、保存する場合には、歯科学の粋を集めて治療を行う。汚れを取るスケーリングは当たり前だが、歯冠形態を考慮して自浄作用を最大限に利用で きるようにする。咬合力の分散や効率なども考えデザインする。つまり、歯周補綴といわれるものである。歯周病学は、歯科学全般であるので、当然、インプラ ント治療も歯周病治療の一部であるのは当たり前のことである。

なおかつ、歯周罹患歯の治癒形態は、長い接合上皮性の付着となり、歯周病の再発を起こしやすい。これが、歯周病に罹患した患者さんには定期的なメインテナ ンスが必要となる、一つの根拠となっている。

同じように、インプラントの周囲には、上皮性の付着しか存在しない。一部の浅学な人たちが、「インプラントにも生物学的な幅が存在し、それは上皮性の付着 と線維性の付着をあわせて2−3ミリ程度存在する」と説くことがあるが、間違えなく、インプラントには線維性付着は存在しない。つまり、インプラント周囲 には物理的に強固な線維性付着が存在しないため、天然歯よりも外壁が弱いといえる。このことが、インプラント治療においても、定期的なメインテナンスを行 うことを推薦している一つの理由でもあろう。

話は長く、複雑になってしまったが、結局のところ、学問的に考えても、また、世界の趨勢から考えても、インプラント治療は、歯周病治療の一方法であり、歯 周病専門医がインプラント治療を行うことが理論的であり、患者利益につながるものと考える。


イ ンプラントブログバックナンバートップへ戻る

Copyright(c) 2000-2008 アーク歯科クリニック. All rights reserved.