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2007.08.13 Monday インプラン トの治療 費Bインプラ ントの真贋

「先生に何とかしてもらいたい人がいるんだけど・・・」ととある名 古屋の方の先 生から依頼を受けたのは 数年前のことでした。数日後、診査のためX線を撮り愕然としました。本の中でしか見たことのない、インプラントのオンパレード・・・いや、とてもインプラ ントといえる代物ではなく、太いネジか釘のようであったのを記憶しています。

まず、他院で行われたインプラントの対応で真っ先にし なけれ ばいけないのが、そのインプラントメーカーとサイズの特定である。ほとんどのインプラントはそのX線像から見分けがつくが、これは特定できなかった。い や、今回は、特定するまでもなかった。なぜなら、この患者さんに使われていたインプラントは一般には流通していないものだっ たからで、簡単に言えば、その先生が独自に作ったインプラン トだからだ。おまけにワンピースであるので、このようにト ラブルを抱えたインプラントは摘出以外の選択肢はなかった。というより、骨と癒着していないので簡単に抜けてきた。

今回のように独自に町工場に作らせたインプラントを使 うケースは非 常に特異だ が、歴とした歯科材料メーカーも似たようなものを提供している。特に国産メー カーに多い。

元 々、インプラントというのはかなりシステマッティックに考えられ、構成されているものである。それが、利点でもあり欠点でもあるが、利点を超える欠点がな いので、世界中の臨床家がほぼ同じような方向性を持ってインプラント治療を行っている。しかし、その中で、あえて欠点を補うことだけを目的に開発されたの が、ワンピースインプラントである。

一般的にインプラントのステップは3段階で、一次手 術、二次手術、 上部構造体作 製である。当然、この ステップごとに、パーツは構成されるので、インプラントは3パーツ、つまりフィクスチャー、アバットメント、外冠に分けられる。この各段階で慎重に処置が 行われるから、インプラント治療は確実な治療法として、良好な臨床成績を50年間積み上げてきた。またこの分割された構造があるから、どこかに問題が生じ た時に分解でき、簡単に対応が出来るのもインプラントの利点である。この利点は、普通の歯の治療にはない利点なので、インプラント特有の利点であるといえ る。

しかし、これらの利点は、同時に欠点でもある。つま り、ステップが 3段階もある ということは時間がかかり、3パーツに分けられるとい うことは、そのパーツ間で破断する危険性もある。また、パーツが多いということは、費用もかかるということで、同時に手間がかかり、歯科技工士の質が問わ れることとなる。

そこで、ワンピースインプラントが開発された。簡単で 技工操作の簡 単なインプラ ントとして、近年登場した。簡単に言うと、太いネジを骨に 刺す。埋め込むのでなく刺し込む。最 初の手術で、歯茎からインプラントが飛び出ている。当然、歯茎から出ている分、感染するリスクは高い。運よく骨と癒着しても、感染は必ず起こしているの で、長く持つ可能性は低くなる。数ヶ月の後に、その歯茎から飛び出ている部分を、歯を削るように削り、普通に型取りして冠をつくる。インプラントが骨と癒 着さえすれば、後は普通どおりの治療となり、冠を金属で作るのであれば5千円ぐらいのコストで出来てしまう。ちなみにツーピースであれば、10万円ぐらい のコストになる。この差は、患者さんのみならず、歯科医師にとっても魅力的のようだ。当然である。手間暇かけて、10万円の利益を出すには、20万円の請 求を患者さんにしなければいけないところを、ワンピースであれば、10万5千円ですむ。おまけに診療の労力は非常に軽い。いつも通りの歯を削って型を取る だけの作業で、インプラントの上部構造体が出来てしまう。専用の型取り剤やパーツ、腕の良い技工士さんも要らない。

このようなワンピース インプラントを見ると、贋物のブランド品や時計を連想する。パッと見は一緒だが、明らかに値段も質も違う。こういった贋物販売の場合、10万円の品が5千 円ぐらいで売っているということは目に、耳にするので、どうしても連想してしまうのかもしれない。しかし、贋物であろうとも、そこそこ使えるのはバックで も時計でも、インプラントでもいいんだという意見を、患者さんや、そういったインプラントを行う先生からも時々言われると、そんなものかとも思うと少し寂 しいように思う。

私自身、真贋にはこだわるほうなので、そんな治療はし たくはないと 考えますが、 皆さんはいかがでしょうか?


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