
もともとない(先天的)あるいは、歯周病などで失われた(後天的)組織を、人為的に再生させる治療法です。
人体の組織は一部(神経細胞や心筋)を除き、本来、再生する能力を持っていますが、再生力や再生スピードにはそれぞれの細胞の特徴があります。
お口の中に限りますと、大まかに軟組織(上皮、結合組織、靭帯)と硬組織(歯、骨)に分けられますが、それらにはずいぶん再生力とスピードの差があります。治癒の期間で考えてみますと、骨折では数ヶ月、切り傷では数日ということからお分かりの通り、軟組織の再生力とスピードは硬組織よりもとても強く、そして早いとお気づきだと思います。ですから、骨を再生させたい場合には、軟組織と硬組織の再生をうまくコントロールしてあげないと、希望通りの再生を得ることはないのです。
再生療法には様々なテクニックや材料がありますが、上の模式図では、遮断膜(医療用ゴアテックス膜)を用いた方法を説明しています。歯ぐきからの再生を物理的に遮断し、骨からの再生のみを誘導しています。
このほかに、とけた骨のスペースに骨を作るような移植材を移植する方法や、骨を誘導するような材料を塗ったりして、理想的な再生をコントロールする方法があります。再生療法は、近代医学、特にバイオテクノロジーの発展により大きく進歩しています。