本症例は40才代前半の男性で、前歯部歯列矯正の可能性判断を他院より依頼された。精査の結果、右中切歯は根尖までに及ぶ骨吸収、動揺度3度を呈し保存不可能と判断。また、他部位にも歯周疾患が認められたため、全顎的な歯周治療と右中切歯にはインプラント治療を提案。右中切歯抜歯即時に骨噌生術(GBR)を併用しインプラントを植立した。本症例の場合、骨吸収が著しく、骨欠損量も大きいことから、オトガイ部より自家骨移植+ゴアテックス膜用いGBRを行った。その結果、右中切歯部の歯肉退縮を最小限に留めることができ、審美的にはギリギリのラインを守ることができた。
本症例は平成13年度駿保会学術講演会でビデオにて講演した。 |