本症例は30才代の女性で、上顎前歯部の審美障害を訴え来院。初診時の歯頚線および切端線は不揃いで、歯頚部には陶材焼付冠のメタルカラー部が黒く変色して露出してきているため、著しい審美障害を呈している(Fig.1)。
施術は、まず歯肉整形から行い、歯頚線を整えた(Fig.2)。続いて陶材焼付冠とメタルコアを除去し、ファイバーコアを装着後(Fig.3−写真は陶材焼付冠を除去した後、半分だけメタルコアを除去しファイバーコアを装着した様子で、この後全てのメタルコアは除去されファイバーコアに置き換わっている)、即日にTEKを作製した(Fig.4)。歯肉が完全に治癒するのを待ちながら最終形成とTEKの調整を行い、オールセラミックスにて歯冠修復をおこなった(Fig.5)。
今回、幸いにも両犬歯は未処置であり、その歯頚線(写真上赤線)と切端線(写真上青線)を目安に前歯部の審美性回復を行えた。
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