本症例は20治代後半の女性。上顎臼歯部の疼痛を訴え来院。患者歯(白矢印)は他院にて根管治療を綴り返すが症状の改善が見られなかった。精査の結果、患歯はパーフォレーションを起こしており、保存不可能と判断し抜歯となった。患歯の抜歯後、ブリッジにて欠損補綴を行うところ、支台歯の遠心部(赤矢印)臼後隆起の異常発達が見られ、歯冠長が不足している(Fig.1 )。X線とボーンサウンディングの結果、13mmの繊維性歯肉の増殖と判断でき、フラップ手術ではなく、電気メスによる歯肉整形を行った(Fig.2)。Fig.3は術後1週間の状態であり、良好な治癒を観察できる。外科的な侵襲を加えた後の歯肉の安定には約3ケ月程度の期間が必要であることから、術後3ケ月を待って、最終支台歯形成と印象採得を行い、ブリッジを装着した(Fig.4)。
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